人間には理性がありますが、私たちの身体は、私たちの知覚や好き嫌い、行動のパターンなどを決めている可能性があり、理性が働く前に身体に記憶されたパターンや、トラウマ、衝動などに大きく影響を受けていることがわかっています。最新の脳科学に基づいた「ポリヴェーガル理論」では、理性を超えて働く自律神経系の影響、それを踏まえた上での好ましいコミュニケーションの在り方が明らかにされています。

本講演では、ポリヴェーガル理論をもとに、職場での人と人との関わり方やコミュニケーションに起きている問題の根底を明らかにし、自身のコミュニケーションの在り方を振り返りと傾向や課題を探り、どうしたら「職場での当事者間に求められる向き合い方、望ましいコミュニケーションによる風通しの良い職場づくり」ができるのか、本講演会を通じて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

講演骨子

1. 自律神経系の働き方とコミュニケーションの基礎を理解する
2. 職場での人と人との関わり方に起きている問題の根底にあるもの
3. 自身のコミュニケーションの在り方を振り返り、傾向・課題を探る
4. 望ましいコミュニケーションに向けて、当事者間でできること

※内容は変更になる場合があります、予めご了承ください。

講演会概要

主催

一般社団法人日本能率協会

名称

JMAマネジメント講演会

テーマ

コミュニケーションの底流を司るものたち

日時

2024年12月3日（火） 13:30〜15:00

講師

花丘 ちぐさ　氏
国際メンタルフィットネス研究所 代表

参加対象

JMA法人会員の経営者・役員・幹部の方々
人事・人材・組織開発部門の責任者、担当者、講師等
その他本テーマに関心のある方

参加方法

Zoomを利用し、オンラインで受講いただきます。
※開催3日前を目途にZoomの聴講URLをお送りいたします。

参加料

JMA法人会員：無料 ／ 会員外：有料 ￥22,000/1名[税込]
※会員外でお申込みの場合、開催日1週間前までに請求書記載の銀行口座へお振込み願います。
※「法人会員とは？」　「会員の特典」

申込締切

11月26日（火）16:00

講師プロフィール

花丘 ちぐさ（はなおか　ちぐさ） 氏

国際メンタルフィットネス研究所 代表

ポリヴェーガル・インスティテュート・インターナショナル・パートナー
ソマティック・エクスペリエンシング・ファカルティ
桜美林大学非常勤講師 公認心理師 社団法人日本健康心理学会公認指導健康心理士
A級英語同時通訳者
早稲田大学教育学部国語国文科卒業
米国ミシガン州立大学大学院人類学専攻修士課程修了
桜美林大学大学院国際人文社会科学専攻博士課程修了
修士（人類学）、修士（健康心理学）、博士(学術)

著書

• 「その生きづらさ、発達性トラウマ ?」(春秋社)
• 「なぜ私は凍りついたのか」(共編著、春秋社)
• 「わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用」（共編著、岩崎学術出版社）
• 「こころの安心・安全を育む不登校支援」（共著、学事出版）

訳書

• S・W・ポージェス「ポリヴェーガル理論入門」
• D・デイナ「セラピーのためのポリヴェーガル理論」
• ポージェス&デイナ「ポリヴェーガル理論 臨床応用大全」
• S・ローゼンバーグ「からだのためのポリヴェーガル理論」
• M・デラフーク「発達障害からニューロダイバーシティへ」
• P・A・ラヴィーン「トラウマと記憶」
• P・A・ラヴィーン「ソマティック・エクスペリエンシング入門」（以上 春秋社）
• ケイン&テレール「レジリエンスを育む」
• F・G・アンダーソン他「内的家族システム療法スキルトレーニングマニュアル」
• S・マコーネル「ソマティック IFS セラピー」
• T．ハーバインブランク「IFS カップルセラピー」(以上共訳 岩崎学術出版社)などがある

お申込み

※講師への質問やお聞きになりたいことがございましたら、お申込みフォームにご記入ください。
講演内容に反映させていただく場合がございます。