第537回一隅会(経営哲学懇話会)
『大阿闍梨に聞く「縁起」と「行」』
天台宗の修行のなかで最も厳しい荒行として知られる「千日回峰行」は、比叡山の峰々を巡礼する修行です。1日に歩く距離は30キロメートル以上。7年間で歩く総距離は、地球1周分になります。志半ばで挫折すれば自ら命を絶つという掟もあります。700日目の節目の行である「堂入り」では、9日間、不眠、不臥、断食、断水、十万遍の真言を唱えます。6年目には「赤山苦行」が加わり、7年目には1日80キロメートルを巡礼する「京都大廻り」があります。この千日回峰行を満行された天正年間以降49人目となるのが、藤波源信大阿闍梨です。
一般社会人も経験している藤波阿闍梨から、千日回峰行の日々のなかで考えることや、「こころ」や「考え」の持ちかたなどについてもお話しいただきます。
行に関するお話を伺いながら、仏教の基礎である「縁起」を学び、自己を深く見つめる機会を共有しましょう。
- 日時
- 【現地聴講】2021年1月20日(水)15:00~17:00(定員若干名)
【アーカイブ配信】2021年2月1日(月)~2月12日(金) - 開催方法
- 現地聴講/アーカイブ配信
- 参加対象
- 小会法人会員の経営者・役員・幹部ほか、本テーマに関心をお持ちの方がた
- 参加料
- 法人会員の役員・従業員の方がたは無料です/会員外の方がたは有料となります(20,000円/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください) - 聴講・視聴の
申込締切日 - 2021年1月18日(月)17:00まで
*現地聴講につきましては、定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます
現地聴講の際のプログラム
(変更される場合がございますので、予めご承知おきください)
- 15:00~16:45
- 開会 対話形式による講演
- 16:45~17:00
- 質疑応答 閉会
講師紹介
藤波源信(ふじなみ げんしん)師
比叡山飯室不動堂 長壽院 住職/
比叡山延暦寺 大行満 比叡山千日回峰行者 大阿闍梨
1959年 三重県四日市市生まれ
満17歳で比叡山延暦寺にて得度を得る。高校卒業後、叡山学院入学。酒井雄哉阿闍梨の飯室谷に移住し、酒井雄哉阿闍梨の千日行に随身する
1984年 回峰行初百日行達成。比叡山を降りる。その後僧侶を辞め、一般社会人として会社勤めを経験する
1993年 「山家学生式」による十二年籠山行に身を投じる。住職となり千日回峰行の修行に入る
2003年9月18日 千日回峰行満行。天正年間以降49人目の大行満大阿闍梨となる
2003年10月19日 参内加持
2005年 十二年籠山を円成する
2006年 比叡山山麓、飯室谷松禅院に居住する
2013年 比叡山飯室不動堂 長壽院の住職となり、現在に至る
◆ 主な著書
『いのちの力』(経済界 2007年発行 共著)
『もし、生きることに悩んでいるなら 幸せにつながる「縁起」の教え』(廣済堂出版 2012年発行)