第534回一隅会(経営哲学懇話会)
『仏教美術の光と闇 ―絵画から中世日本を読みとく』

日本の中世絵画には、苦しみ、恐れ、悲しみ、嫉妬、絶望など、世界の暗部をのぞき込むような主題が散見されます。そのような闇の表現は、一方では祈りや希望の反映でもありました。中世日本人はいかなる世界観のもと、どのような生き方を希求していたのでしょうか。絵巻や掛幅画に描かれた神仏や人間の姿を手がかりに、中世日本の精神史を読みときます。そこには、現代社会のありようを相対化する視点が含まれているはずです。

中世の日本人は、「現在」と「過去」を重層的に捉えていたことが、中世の絵画や和歌などから読みとれます。中世日本に立ち返る機会を通じて、不確実性の時代を模索するためのヒントを一緒に探求しましょう。

日時
2020年2月7日(金)15:00~17:00(受付14:30~)
会場
TKP新橋カンファレンスセンター カンファレンスルーム12 I
(東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビルディング 12階)
参加対象
小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々
(定員40名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
参加料
小会法人会員の方は無料です。/会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください)

プログラム

(テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください)

15:00~16:30
講話
16:30~17:00
質疑応答・意見交流

講師紹介

山本 聡美(やまもと さとみ)氏

早稲田大学 文学学術院 教授

1970年、宮崎県生まれ。早稲田大学教授。専門は日本中世絵画史。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、共立女子大学教授を経て、2019年より現職。
六道絵、九相図、病草紙など死生観に関わる絵画を研究。近年は、絵巻に描かれた罪と救済の図像分析を通じ、中世日本人の精神史を探究している。

◆ 主な著書

『九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史』(KADOKAWA、平成27年芸術選奨文部科学大臣新人賞・第14回角川財団学芸賞を受賞)
『闇の日本美術』(筑摩書房 2018)
『国宝 六道絵』(共編著 中央公論美術出版 2007)
『九相図資料集成 死体の美術と文学』(共編著 岩田書院 2009)
『病草紙』(共編著 中央公論美術出版 2017) ほか