第531回一隅会(経営哲学懇話会)
『真田松代藩の財政改革~恩田杢とリーダーシップ』

9月度の「一隅会」は笠谷和比古氏をお招きし、『真田松代藩の財政改革~恩田杢とリーダーシップ~』と題してお話いただきます。十八世紀の半ば、真田松代藩真田家における家老恩田杢(もく)による財政改革は『日暮硯(ひぐらしすずり)』という書物に記されて広く知られました。恩田杢は全藩の農民代表を招集して対話集会を持ち、双方合意の上で財政再建に成功したとされています。講演では、恩田改革の核心である領民との対話集会の実相を明らかにするとともに、恩田杢が領民側に提示したユニークな財政改革の施策とその歴史的意義について解説をいただきます。

是非この機会に関係各位の積極的なご参加を賜りますようご案内申しあげます。

日時
2019年9月13日(金)15:00~17:00(受付14:30~)
会場
TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原 2階 カンファレンスルーム2C
(東京都千代田区外神田1-7-5)
参加対象
小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々
(定員40名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
参加料
小会法人会員の方は無料です。/会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会にぜひ法人会員にご入会ください)

プログラム

(テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください)

15:00~16:30
講話
16:30~17:00
質疑応答・意見交流

講師紹介

笠谷 和比古(かさや かずひこ)氏

国際日本文化研究センター 名誉教授

1949年 兵庫県神戸市生まれ
1978年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得
1989年 国際日本文化研究センター研究部助教授
1994年 学位、博士(文学、京都大学)
1996年 国際日本文化研究センター研究部教授
2015年 退職 名誉教授。この間、ドイツ・チュービンゲン大学、ベルリン大学、中国・北京外国語学院、ベルギー・ルーヴァン・カトリック大学、フランス・パリ大学などの客員教授を歴任。

◆ 主な著書

『士(サムライ)の思想』(日本経済新聞社 1993年 ちくま学芸文庫 2016年)
『真田松代藩の財政改革』((吉川引文館 2017年)
『伝統文化とグローバリゼーション』 (NTT出版 2009年)
『武家政治の源流と展開』(清文堂出版 2011年)
『武士道-侍社会の文化と倫理-』(NTT出版 2014年)
『徳川家康』(ミネルヴァ書房 2016年)
など著書多数