開催レポート/アート思考体験プログラム3時間でチームが変わる~アート×対話のチームビルディング~2025年9月4日(木)

2025年9月4日(木)に「アート思考体験プログラム(全6回開催)」の第2回3時間でチームが変わる~アート×対話のチームビルディング~をテーマに、合同会社anohi、おとなの図工クラブ代表 鎌田 奈那美氏をお招きしました。

当日は1グループ5名のグループで、「アート×対話」を用いた独自のアプローチを用いたプログラムを体験。アートという抽象的な表現により、言葉だけではたどり着けない深いコミュニケーションが生まれ、短時間で関係性の質が変化することを深く感じた。

1.なぜ、チームビルディングが必要なのか

成果の上がるチームをつくるためには、「関係の質」から始めることが重要

抽象的なお題に対し、まずは絵でアウトプットし、描いた絵をグループで丁寧に言語化。対話を通じ、人と人との関係性を構築していく。
感情と価値観の共有をベースに、自己理解・他者理解を深める。

自己受容/他者受容が心理的に安全な場をつくる

描きながら感じたこと、自分の絵との違いや共通点をグループ内でシェアすることにより、感情や価値観が明らかになり自己理解が深まると同時に、お互いを受け入れ尊重することができる。

2.アートプログラムの体験・ポイント

抽象表現を通して関係の質が深まるプロセスを体感する

チームメンバーで協力し、1つの絵を完成させることにより、感情の揺れ動き、多様な見方を味わえる。
他者と関わりあう共創を通じて、自分が大切にしたい、ゆずれない価値観が明確になり、自分起点で行動する推進力となる。



3.なぜ、ビジネスにアートなのか

ITやAIの進化によって、既にある正解が誰にでも簡単に手に入る時代になった。
そのため、これからの時代に求められるのは、「正しい答え」を導き出す力だけではなく、「自分はどう感じ、何を大切にするのか」といった、人間らしい視点や問いが必要である。
アートは、自分の感情や価値観を言語化するのにとても有効なツールです。
anohiのプログラムではこのアートの持つ力を活かし“描く”⇔”言語化”の行き来を通じて、自ら問いを立て、深める力~~すなわちアート思考を育んでいきます。
VUCAの時代と言われて久しいですが、AIが本格的に身近になった今こそ、ビジネスマンにとってアート思考は必須スキルと言っても過言ではないでしょうか。

本セミナーを受講者した皆さまより、たくさんのご感想をいただきました

  • アート思考というものが理解できた。
  • 関連性が低いアートとチームビルディングを結び付け、とても効果的な内容であった。
  • 自分では気づかない価値観を発見でき、非常に良かった。
  • 新チーム発足時などに有効な気がした。
  • 管理職研修の参考になりました。
  • 無心になって楽しむことができました。
  • 自身の想像力を超えて、発想力を広げる事ができた。
  • 右脳を使って、柔軟に考える楽しさと難しさを体感できた。
  • 抽象から具体を考えることは意味があると思う。
  • 十人十色のアイディアや意見を大切にして、お互いを認め合っていくことで、モチベーションやチームワークに大きな効果が得られる事が知識としてではなく、アートを通じて体験できた事がとてもよかった。
  • チームビルディングの重要性を再認識できた。
  • アートという普段とは異なる視点から、チームビルディングを体感でき、貴重な経験をさせていただきました。

各グループの作品

鎌田 奈那美(かまた ななみ)氏

鎌田 奈那美 氏

合同会社anohi/おとなの図工クラブ代表
内閣府所管 一般財団法人生涯学習開発財団認定アートワークセラピスト

8歳より絵を習い始める。慶應義塾大学法学部卒業。
2013年おとなの図工クラブの活動を開始。
IT企業での営業、出版社での商品企画・マーケティングを経て、2018年合同会社anohiとして法人化。
これまでにアートワークの提供実績のべ6,000名以上。

合同会社anohiでは、経済産業省をはじめ、ANAグループ、パナソニックグループなど様々な企業様とご一緒させていただき、法人化してからの6年間でのべ1万名以上の方に「おとなの図工クラブ」のプログラムをお届けしてまいりました。「おとなの図工クラブ」では、アートを通じて、若手社員が自ら考え行動する力を育むプログラムを提供しています。