開催レポート/アート思考体験プログラムビジネスマンの必須スキル!アート×AIで身に着けるアイデア発想法2025年7月3日(木)

2025年7月3日(木)にアート思考体験プログラム(全6回開催)の第1回を開催いたしました。

今回のプログラムは、「ビジネスマンの必須スキル!アート×AIで身に着けるアイデア発想法」をテーマに、合同会社anohi、おとなの図工クラブ代表 鎌田 奈那美氏をお招きしました。
当日は1グループ4名、計5グループで、アートの力を活用して、自分なりの視点や問いを立てる思考法を体験し、アートとAIのそれぞれが得意な領域を理解しながら、これからの時代に必要な発想力を高めました。

1.アートができるアイデア発想法とは

解決策が明確な場合には論理的思考が非常に有効ですが、新規事業開発など解決策が明確でない場合には、個人の「認識」やチームの「関係性」などメンタルやマインド面が大切です。
今回はコミュニケーションツールにアートを取り入れることで心理的安全性を生み出すと共に、自分の感情を起点としたアイデア発想法を体験いただきました。

2.アートプログラムポイント

① 感情はアートの力を借りて、言葉はAIの力を借りる

自分の中にある感情や大切にしたいことを抽象的に描いて表現し、言語化することで、普段何気なく見ている世界に問いを立てることができる。
一方でAIは自分の中にはない言葉や知識を出してきてくれるため、自分視点で集めたアイデアの素材をAIと会話することで新しい切り口で要素分解をすることができ、アイデア発想の幅をぐっと広げることができる。

② アートが心理的安全性を生み出し、コミュニケーションが活性化する

目に見ない感情や価値観が絵として可視化されることで、言葉だけのコミュニケーションよりも短時間で相互理解が進み、心理的安全性を確保することができる。
また、対話ルールを設けることで、傾聴力・問いかけ力の向上にも繋がる。



3.なぜ、ビジネスにアートなのか

ITやAIの進化によって、既にある正解が誰にでも簡単に手に入る時代になった。
そのため、これからの時代に求められるのは、「正しい答え」を導き出す力だけではなく、「自分はどう感じ、何を大切にするのか」といった、人間らしい視点や問いが必要である。
アートは、自分の感情や価値観を言語化するのにとても有効なツールです。
おとなの図工クラブのプログラムではこのアートの持つ力を活かし、“描く”⇔”言語化”の行き来を通じて、自ら問いを立て、深める力~~すなわちアート思考を育んでいきます。
VUCAの時代と言われて久しいですが、AIが本格的に身近になった今こそ、ビジネスマンにとってアート思考は必須スキルと言っても過言ではないでしょうか。

本セミナーを受講者した皆さまより、たくさんのご感想をいただきました

  • 場の作り方やアウトプットの出し方など学びが大きかったです。
  • 初対面の人と、ディスカッション、アイディエーション、AIをどう活かすか体感できました。
  • 新しい気づきが得られ、もっと深堀りしたいと感じた。
  • 言語化する前のイメージの大切さを改めて考えさせられました。
  • 人の感情は大切なので大事にしないといけないと感じた。
  • 感情や価値観をアートで活用すると、ヒトへの理解が進むことが体験できて良かった。
  • アートからの切り込みは初めてであり、今までの発想はAIで、その中で発想の差別化には重要なアプローチの1つであると感じた。
  • チームで新しいアイデアを生み出す流れの中で、前半のアートを通して価値観を共有したことがとてもいい方向に働いたと感じた。
  • 新たなアイデア発想の方法を学ぶことができた。
  • 発想の創造、アートからの自己の解放など大変勉強になった。
  • 前半にアートによって考えや価値観などを共有したので、後半のグループ内での討議がスムーズに進んだ。
  • 普段やらない、やれない事ができた。
  • 進め方も丁寧で、具体的な方法を体感できてとても良かったです。
  • 考えたことのない切り口から、新たな気づきを得る機会となりました。
  • 抽象から具体的に落としていくフレームワークがたいへんよく理解できました。
  • 非常にわかりやすい講義で参考になりました。
  • 楽しく研修を受講できました。
  • 素晴らしい体験ができました。


鎌田 奈那美(かまた ななみ)氏

鎌田 奈那美 氏

合同会社anohi/おとなの図工クラブ代表
内閣府所管 一般財団法人生涯学習開発財団認定アートワークセラピスト

8歳より絵を習い始める。慶應義塾大学法学部卒業。
2013年おとなの図工クラブの活動を開始。
IT企業での営業、出版社での商品企画・マーケティングを経て、2018年合同会社anohiとして法人化。
これまでにアートワークの提供実績のべ6,000名以上。

合同会社anohiでは、経済産業省をはじめ、ANAグループ、パナソニックグループなど様々な企業様とご一緒させていただき、法人化してからの6年間でのべ1万名以上の方に「おとなの図工クラブ」のプログラムをお届けしてまいりました。「おとなの図工クラブ」では、アートを通じて、若手社員が自ら考え行動する力を育むプログラムを提供しています。