2018/06/18マネジメント講演会 開催レポートを公開いたしました。
- テーマ
- 『衆知を結集して不確実性に立ち向かう「事業価値創造」へ』
~不確実性・トレードオフにおける意思決定とは~ - 講師
- 籠屋 邦夫(こもりや くにお)氏
ディシジョンマインド社 代表 ディシジョンアドバイザー - 日時
- 2018年6月18日(月)14:00~17:00
今回は、Decision Mind(意思決定思考)の醸成に寄与すべく、多くの大学で教鞭をとっているディシジョンマインド社 代表の籠屋 邦夫氏を講師としてお招きし、「『衆知を結集して不確実性に立ち向かう「事業価値創造」へ』~不確実性・トレードオフにおける意思決定とは~」と題して、企業の経営者層や、部門長など、事業価値創造のために意思決定が必要な方々へ向け、その有効な手法であるディシジョンマネジメントについての基本的な考え方、その活用方法などを事例を交えて講義いただきました。
講義にあたり:
今回のマネジメント講演会は、今まで開催していた講義型ではなく、技術を習得いただく研修型の講演会として初めて開催いたしました。また、参加者の方々により効率的に講義内容を理解・習得いただくため、講義途中でグループ演習を取り入れました。
主な講義内容は以下の通りです。
- 講義第一部では、「意思決定を駆動力とした事業価値創造-ディシジョンマネジメントとは-」をテーマに企業経営において必ず直面する事業価値創造(事業戦略策定及び実施)に効果的な手法であるディシジョンマネジメントとは何か、ディシジョンマネジメントに必要な要素の説明、実施の心構え、その効果的なアプローチ方法、戦略策定の基本ステップ等が説明されました。
- 講義第二部では、新国立競技場建設問題をケーススタディーとして、ディシジョンマネジメントの手法を利用し、最適な戦略を導き出す演習を行いました。演習の最後には3つの戦略案が導き出され、どの戦略が最適か評価されました。演習の途中には、論点の洗い出し作業と、ディシジョンマネジメントに必要な要素である「意思決定」、「不確実性」、「価値判断基準」の項目を見つけ出すグループ演習を行い、各参加者から活発な意見が出されました。
なお、日本能率協会では、籠屋氏を講師として本講演会の内容を含む「経営者・幹部の意思決定とリーダーシップセミナー」を2018年9月、12月及び、2019年2月に各2日間の公開セミナーを開催いたします。ご興味をお持ちの方は以下より詳細をご覧ください。
https://jma-top.com/cdp01/cdp_e/
参加者からの感想(一部抜粋)
- 短い時間であったが、とても濃い内容で、後ほど自分でツールも深堀して実際に活用してみたい。
- NPIV等の考え方を学ぶことができたので有益な講習であった。
- 検討課題を「意思決定」、「不確実性」、「価値判断」に分けて考えることのに新鮮味を感じた。
- 意思決定という一つのアクションが、いろいろな見方やツールでよりクリアにシェアされると感じた。
- 奥の深い内容であるため、もう少しじっくり聞きたかった。ディシジョンマネジメントの定量的な手法の一部が理解できた。
- ツールを活用できるかは心配だが、取り合えずやってみようと思う。
- 以前研修でご教授いただいた内容を振り返る場として参加した。現在中期経営計画に取り込んでおり、改めて有効に活用できるものと思った。
以上