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株式会社フジマック

進化する厨房づくりに力を注ぐ!
~自動化・多機能化する厨房機器と、使い方の徹底サポート

業務用厨房機器のパイオニアとして第一線を切り拓いてきたフジマック。常にお客様の現場目線で開発・改善を続け、どの製品も、「こんなに便利なんですね」と思わず言いたくなるような工夫が満載。どうやってより多くのお客様に届けるかと日々知恵を絞る山本さんと、お客様の活用をきめ細かくサポートする森さんに、お話を伺いました!

株式会社フジマック
営業本部 市場開発部 カスタマーサポート部 調理アドバイザー 森 彩美 氏
営業本部 市場開発部 マーケティング部 課長代理 山本 将治郎 氏

株式会社フジマック

働き方を大きく変える厨房機器に注目が集まる

最初に、お二方のお役割を教えてください
私は、お客様を調理面からサポートする部署に所属しています。
シェフや栄養士が多く在籍していまして、製品導入時・導入後の調理サポートをはじめ、展示会・イベントでの調理デモンストレーションなどを担当しています。
私の所属するマーケティング部では、営業本部方針の企画立案から販売促進に関するマーケットリサーチや、広告宣伝及びPRに関する企画等を行っております。
私は展示会関連が多く、付随する発信活動もいろいろと行っています。
マーケティング部では、営業本部方針の企画立案から販売促進、広告宣伝及びPRに関する企画等を行っております。
今回は医療系展示会のHOSPEXに出展頂けるとのことですが、病院等でも多く厨房機器が使われているんですね
はい。ただし弊社で扱っている製品は、今では一般的な調理用厨房機器だけではありません。
たとえばコンベア洗浄機から流れてくる食器を、ロボットがピッキングする、食器自動仕分けロボットfinibo(フィニーボ)や、配膳・下膳作業を自動化する、自律移動搬送ワゴン。
冷機器の温湿度を自動記録する、クラウド型温度管理システム Kitchen Link Cloudなども販売しております。
すると、省人化にも効果があるわけですね
はい。
たとえば自動で温度コントロールできる調理機器を使えば、調理スタッフが作業に付きっきりになる時間が 最小限に抑えられるため、調理以外の作業に時間を使えるようになります。
特によく寄せられる相談はありますか?
先程、コンベア洗浄機とロボットを組合わせたfinibo(フィニーボ)のお話しをしましたけれど、洗浄場や調理場は蒸気や熱気などで高温多湿になりがちな環境で、立ち仕事ですので担い手不足が懸念される職種の一つです。
そのような環境を改善するための提案が求められています。
なるほど。労働環境の改善や生産性向上のところに課題を抱えているところが結構おありなのでしょうね
はい。
多くのお客様が課題としてお考えのようです。
弊社の製品やサービスをお使いいただくことで、衛生面の改善と合わせ労働環境の改善につながるようご提案しております。

全国の厨房現場に足を運び、求められる製品を次々に開発

御社の沿革を拝見すると「厨房業界初」という文字も結構拝見したのですが、昔からチャレンジの文化があるのでしょうか
はい。弊社は創業以来、「フードビジネスのトータルサポート」を企業理念の柱としており、食文化の発展の一翼を担う存在になれるよう努力して来ましたので、その結果「厨房業界初」の取り組みや製品が生まれたものと考えます。
先程の洗浄ラインにおけるピッキングロボットも、世界で初めて世に出したものです。
世界初ですか! どうやってそういうアイデアに至っているのでしょう
全国の営業所から「製品提案書」というものがあがってきます。
お客様から聞いた意見をもとに、新商品のアイデアや既存商品の改善点などが日々寄せられるものです。
それを見ながら毎月会議をおこなって、有望なものに着手するような仕組みにはなっています。
直接、エンドユーザーの方とコミュニケーションをとられているわけですね
はい。
弊社は直接営業が対応する体制を敷いています。
日本全国に拠点を設けていますので、それぞれの地域で日々お客様と接しております。
購入後のフォローをおこなうのが森さんの部署ですか
はい。
製品を購入されたお客様に対して研修会を開催したり、時にはお客様の厨房に訪問し使用法をご説明しております。
便利な機能がありますので、お客様に使いこなしていただくことで、ご商売に役立てていただきたいと思っています。
専属のコーポレートシェフがいらっしゃったり、管理栄養士さんも20名ほど在籍されているように拝見しましたが、この方々がフォローされているわけですね。
森も管理栄養士資格をもっていまして、調理アドバイザーという立場で動いてもらっています。
栄養士として入社されたんですね!
試験の実施時期の関係で、資格を取得したのは入社後でしたが、管理栄養士の勉強をしてこの会社に入りました。
お客様と名刺を交換をする際、よく「管理栄養士さんなのですね」というお声をいただきます。

最大限活用してもらうために、調理アドバイザーがサポート

今回は、どのあたりの製品を中心に展示される予定でしょうか
「コンビオーブン」と「バリオシリーズ」という熱機器類を予定しています。
おいしく調理できるとともに、お客様の作業を軽減し、作業が効率的で利便性が高いという点にもご注目頂けたらと思っています。
どういった特徴があるのでしょう
機器を触るのが初めての方でも、タッチパネル式なので、スマホ感覚で簡単に扱えます。
あと、コンビオーブンにおいては自動調理モードですね。
たとえば「魚」「グリル」とパネルを押していくと、焼き魚に最適な温度を自動でコントロールします。初心者の方が厨房に入ったとしても、おいしく仕上げられます。
初心者の方が厨房に入ったとしても、おいしく仕上げられます。

すごいですね!
食材に芯温センサーを刺して調理すれば、生焼けや焼きすぎを防げます。
コンビオーブンの芯温センサーは合計6点の計測点のうち最も低い温度を中心として温度をコントロールしますので、調理日によって切身の大きさが違っていても同じ焼き色に仕上げます。
品質も一定になりますね
そうなんです。
シフト制で動いていらっしゃる厨房で、日によって味が変化してしまうという課題を聞いたこともありますが、そうした味のばらつき防止にも役立つと思います。
厨房機器がこんなに進化していることを知りませんでした!
実は、自動調理モード自体は約10年前から機能として備わっていたんです。
年々進化が進み、現在のように使いやすい形になっています。
バリオシリーズはこの一台で、ゆでる、煮る、焼く、炒める、揚げるとできるわけですか!?
はい。このバリオは一台5役です。
バリオにも自動調理モードが搭載されており、温度コントロールが優れています。
ある程度任せておいて、必要な部分だけ人が関与すればよいということですね
バリオの温度コントロールが優れている例を挙げるとしますと、わかりやすいのがグラタンなどに使うベシャメルソースですね。
通常の調理法では、ずっと付きっきりになってソースを混ぜ続けないと、焦げて失敗してしまうのですが バリオなら、最小限の攪拌で焦げ付きなく仕上げられます。
それは画期的です!
毎回、底の方が焦げ付いて食材ロスが出ていたという厨房で、そのロスがなくなったと言ってくださったこともございます。
ベシャメルソースを作るといつも底に焦げ付きが出ていたというお客様から、バリオで調理することによって 食材ロスが無くなったとお話しをお聞きしたこともあります。
確かに、調理工程次第で食材ロスも減らせますね
プログラミングという機能で、調理温度や時間を自分で設定することもできます。
たとえば調理責任者がそれを設定して、調理スタッフに加熱作業を任せることもできます。
バリオは注水や排水システムも自動化していますので、重いものを持ち運ぶ負担も減ると思います。

お客様が喜んでくれることがうれしい

仕事の手応えは、どのような時にお感じになりますか
機器を導入して頂いたことで、料理の品質が上がる、作業効率がよくなるというお声を伺うのはすごくうれしいですね。
お客様の工夫された調理メニューから、私たちも日々学んでいます。
現場でお客様と接しているからこそ、情報がどんどんアップデートしていくのだろうなと感じました
私は機器を売るために仕組みをつくったり、他の会社さんと協業したりする仕事が多いのですが、その先にお客様が反応してくださると手応えを感じます。
たとえば買い換えによる“浮いた電気代”を別サービスと組み合わせる、というのも仕組み化の1つですが、「それいいね」と言って頂けるようなサービスをつくっていけたらと思っています。
今後の展望を教えてください!
機器の販売やアフターサービスでお客様と接してきましたが、サブスクリプション方式でお客様にサービスをご提供 するなど、より使い勝手のよい仕組みも検討していきたいと思っています。
毎月お客様と接点がもてることも増えるでしょうし、より多様なニーズのお客様に今後も価値提供できたらと思っています。
ありがたくも弊社のお客様は全国各地におられますので、遠方の場合頻繁にご訪問できないのではと心配しております。
そこで、昨今はオンラインによるセミナーや打合せ手段も一般的になってきましたので、 最適な組合せを考えながらお客様にとってより良いご支援ができるよう考えていきたいと思っています。
どうもありがとうございました

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